相続登記は自分でも行えるということを知っていますか。相続登記を自分で行えば、司法書士に支払う費用を抑えることができるのでおすすめです。しかし相続登記は自分で行えるものと、費用がかかっても専門家に頼まなければならないものがあるので、それらをよく理解してから申請するようにしましょう。自分で行える相続登記とはどんなものかというと、相続人が一人もしくは相続人が配偶者と子どものみの場合に自分で行うことができます。
なぜこの二つのケースは可能かというと、必要書類が少なく遺産分割協議もないからです。それによって手続きにかかる時間も短いので、比較的簡単に申請することができます。他にも申請手続きを行っている最中にわからないことがあったら、すぐに法務局に問い合わせできるような時間に余裕のある人が向いていると言えます。逆に費用を払ってでも司法書士に依頼した方が良いケースとは、相続人が兄弟姉妹のケースや代襲相続になったケースです。
このようなケースでは、必要となる書類が多いのでその書類を取得するのに時間や手間がかかってしまうからです。他にも何代にもわたって名義変更が放置されていたケースや遺産分割協議中に相続人が亡くなってしまったケースも、司法書士に頼むのがいいでしょう。相続登記の種類は、遺産分割協議や遺言書、法定相続分の3つに分かれます。これらはそれぞれ手続き方法が異なるので、種類に応じて対応することが大切です。